古民家を改装して立ち上げたレンタルスペースを紹介する髙橋一浩さん=池田町田畑
飲食店のお試し営業などができるよう設備をそろえたキッチン=同

 岐阜県池田町田畑に今夏、レンタルスペース「Share&Community Space Wa」がオープンした。元町職員による株式会社リジェネが、地域振興の拠点を目指して取り組み、放置されていた築50年ほどの古民家を約1年かけて改装した。

 同社は、髙橋一浩社長(44)が18年勤めた町役場を退職して2019年10月に設立した。得意のプログラミングを生かして、地域ポータルサイト「まいぷれ」の運営や垂井町のふるさと納税の利用促進に携わっている。人が集まる場をつくり、古里を盛り上げようと開設を決意した。

 スペースは木造平屋建て。掘りごたつやテーブル、電子ピアノを置き、Wi-Fiも整備。キッチンにはコンロや食器、オーブン、製氷機と調理に必要な器具をそろえたほか、営業許可も取得しているため飲食店のお試し営業などにも利用できる。屋外には砂利を敷いて集まれる空間を用意し、収穫体験をしてもらおうと畑も整備した。

 現在は新型コロナ感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令を受けて営業を自粛しているが、7月26日の開設から1カ月で数件の利用があった。個人や企業、団体を問わず、利用を受け付けている。髙橋さんは「名前に込めたように、人と人がつながって何かを生み出せる場所になれば」と意気込んでいる。

 利用は予約制で、インターネットの専用フォームで受け付ける。1時間550円から。