岐阜県美濃加茂市加茂野町今泉の加茂野小学校で見つかった尻尾のあるカエルは、特定外来生物のウシガエルだったことが14日、分かった。美濃加茂自然史研究会の安藤志郎事務局長=同市=が来校し、実物を観察して同定した。ウシガエルは移動や飼育が原則禁止されており、「飼ってはいけないし、移動させてもいけないカエルだと子どもたちに説明してほしい」と教員に伝えた。
カエルは体長約4センチ。見つけた時にはあった尻尾が徐々に縮み、5日後の14日にはなくなっていた。
安藤さんは当初、写真から在来種のヌマガエルと推測。変態途中のカエルが見つかったことが記事になり、ネット上で拡散したところ、記事を見た同研究会の仲間から「ウシガエルではないか」との指摘があり、実物を確かめることになった。
背中の色合いや、あごから腹部にかけた模様などから、安藤さんはウシガエルと同定した。
カエルは、同校の児童用玄関の脇にいたところを教員が見つけた。約10メートル先には天乳(あまち)池があり、池にいたとみられる。安藤さんによると、天乳池には少なくとも50年前からウシガエルが生息。校区内の蜂屋川での生き物調査でも、これまでに何匹か見つかり、捕獲後は駆除しているという。
「写真ではなく実物を見ることがいかに大切か、子どもたちには今回のことを学びの教訓にしてほしい」と安藤さん。カエルは多かれ少なかれ皮膚に毒を持っているため、素手で触ったらすぐに手洗いするなど取り扱いの注意点を示した。
浅野知子校長は「命は大切だが、在来生物の命を守るために厳しいルールがあると説明し、外来生物を見つけたら、まずは大人に相談するよう児童に声掛けしたい」と話した。













