こだわりのコーヒーとケーキを差し出す店主の川瀬富士美さん=揖斐川町谷汲長瀬、カフェギャラリー 縁舎

 岐阜県揖斐川町谷汲長瀬の善立寺境内に、水曜日と金曜日の週2日だけオープンするカフェがある。旧長瀬保育園の園舎などに使われていた築100年ほどの建物を改装してできた落ち着いた空間で、店主こだわりのコーヒーと手作りのケーキや軽食が楽しめる。

 店主の川瀬富士美さん(44)が4月に開店した。同寺は夫の実家に当たり、子育ての傍ら2016年から世界の出来事や文化を映像や講演を通して学ぶ「寺子屋シネマ」を開催。シネマ終了後に開く茶話会を通じて人々が集う場所の大切さを知り、コロナ禍による外出自粛で時間が確保できたことから決意した。

 店内は、川瀬さんが1年かけて自ら改装。物置にあったお気に入りの格子窓や保育園時代に使われていた机も使い、テラス席も設けた。学生時代から好きだったというこくの深いエチオピアコーヒーなどの飲み物に合わせて、午前9時30分から正午までは自家製パンやサンドイッチが楽しめるモーニング、午後1時から同4時まではケーキや焼き菓子を川瀬さんが手作りで提供する。

 店名は、保育園時代の読みそのままに「縁舎」と名付けた。川瀬さんは「カフェはあくまで二次的なもの。訪れる人が主役となって交流できる場になれば」と話した。

 モーニングは要予約。