矢島薫社長(手前)と笑顔で東京パラリンピックを振り返る秋田啓選手=岐阜新聞本社

 東京パラリンピックの男子車いすバスケットボールで銀メダルに輝いた日本代表で岐阜県不破郡垂井町の秋田啓選手(31)=あいおいニッセイ同和損保、岐阜調理製菓高等専修学校出=が24日、岐阜新聞本社を訪れ、矢島薫社長と面談した。決勝まで計8試合の激闘の日々を振り返り、「一戦一戦チームが成長し、目指していたメダルを獲得できて本当に良かった」と喜びを語った。

 秋田選手は同社の原誠行岐阜支店長らと訪問。1次リーグ初戦のコロンビア戦からチーム最多の24得点を挙げるなど活躍し、「初戦から戦えるという手応えは感じていた」と語った。決勝の米国戦は4点差の惜敗だったが、「経験値の差は感じたが、決勝でバスケ大国の米国と戦えたのは今後にとって本当に大きなこと」と振り返った。

 今大会のフィールドゴール成功率は50・6%だった。「普段より高い確率だが、要所要所の決められる場面で外してしまった。打つ以上、狙うは(成功率)100%。精度の高いシュートを打てるようになりたい」と成長を誓った。除外が決まっていた2024年のパリ大会では条件付きでの競技存続が決まったばかりで、「金メダルを目指したい。頼りになる選手にならないといけない」と話した。

 今大会を通じて競技への関心も大きく高まったと感じており、「訪問する先々で『見たよ』と言ってもらえる。競技人口もどんどん増えてほしい」と願った。

 秋田選手は今大会で全試合に出場し、うち7試合がスタメン出場。チーム2位の計97得点をマークするなど攻守でチームを支えた。