炎で落ち鮎を追い込む火ぶり漁=26日午後7時10分、下呂市馬瀬西村、馬瀬川

 炎で鮎を追い込む「火ぶり漁」の実演が26日、岐阜県下呂市馬瀬西村の馬瀬川で行われた。例年は観光客らに向け公開して行うが、今年は新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が県内に出ていることから、観客を集めずに行った。

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 産卵のために川を下る「落ち鮎」の習性を利用。鮎の活動が鈍くなる夜に、炎と人が川に入る音で網に追い込む伝統漁法で、2012年に復活した。

 「ホー、ホー」の掛け声とともに、たいまつをつるした竹ざおが振られ、鮎を網に追い込み15匹が捕れた。「鮎とり隊」の小池直喜代表(59)は「漁の時期が終わりがけで川の水量も10センチほど高く、条件が良ければもう少し捕れたのでは。観光客に見てもらえないのは残念。技術を忘れないよう無観客で行った」と話した。