3人編成のロックバンド「Hakubi」(ハクビ)が9月8日にメジャーデビューし、アルバム「era」(イーラ)を発表した。郡上市白鳥町出身で、すべての曲で作詞作曲を手掛けるボーカル・ギターの「片桐」さんに、アルバムや故郷への思いを聞いた。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」◆Hakubiとは。
私自身の心情や弱い自分をさらけ出しながら、「本当の自分って何だろう」と探しているバンド。大人になりきれない自分を歌っていることもあって、若い人から「救われた」と言ってもらうこともある。
◆アルバムの仕上がりは。
eraとは「歴史」のことで、「これまで」と「これから」のHakubiを表現した。初のフルアルバムは(収録曲数が多くて)内容が散らばってしまうのではないかという不安があったが、逆に「振り幅」を証明することができたのではないかと思う。
◆収録曲について。
1曲目の「栞(しおり)」は、映画「浜の朝日の嘘つきどもと」(公開中)の主題歌。主人公が大切な人との約束を守るべく奮闘する物語で、自分の家族、友人らを思い描いて制作した。中でも一番は父母のことを思った。わがままで突っ走るタイプの私を止めるでもなく、ただ信じてくれた。自分がこれまで受けた愛情を振り返りながらできた作品。12曲目の「アカツキ」は、アルバム制作途中でコロナ禍になって立ち止まってしまった経験を基にした。憂うつな気持ちだったが、改めて自分と向き合い、支えてくれる人たちに気付いて一歩踏み出すことができた曲。今、迷ってしまっている人に聴いてほしい。
◆岐阜について。
地元白鳥の人たちがとてもフレンドリーで温かい時間を過ごせたからこそ、都会に出て社会の窮屈さを知った。地元に遊園地やゲームセンターはなかったが、花や山菜などに興味を持つなど好奇心が育った。高校生の頃は、金の信長像が見えるJR岐阜駅前で弾き語りをしたり、羽島郡岐南町のライブハウスで演奏したりした。岐阜にいたからこそ今の自分がつくられた。県民の皆さんの誇りに思ってもらえるよう頑張りたい。
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「era」(3千円)は12曲収録。初回限定盤(4千円)はツアーライブDVD付き。10月28日には岐阜市柳ケ瀬通のアンツでライブを予定している。
Hakubi
Hakubiは、2017年3月に京都市で結成。あいみょんさん、高橋優さんらが名を連ねるワーナーミュージック・ジャパン(東京都)内のレーベル「unBORDE」(アンボルデ)所属。いずれも1997年生まれの片桐さん、ベースのヤスカワアルさん、ドラムのマツイユウキさんで構成する。
バンド名は、特に優れたものを意味する中国の故事「白眉(はくび)」が由来。片桐さんの、伸びやかで透明感がありながら憂いを帯びた歌声、一度聴いたら忘れられないメロディーと詞で注目を集めている。










