岐阜県が整備を進めていた郡上市明宝の小川、畑佐両地区を結ぶ主要地方道金山明宝線「めいほうトンネル」が27日、開通した。小川峠を越える従来のルートは交通の難所で、完成は地元住民の悲願。約半世紀にわたる要望が実を結び、現地で式典が開かれた。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」トンネルは片側1車線の全長1653メートルで、2000年の事業採択を経て15年に着工した。総事業費は約51億円。開通により、両地区間の所要時間は30分から10分に短縮される。小川峠はつづら折りの狭い道路が続き、長らく市内随一の難所だった。大型車の通行や車同士の擦れ違いが困難で、雨量規制や冬季の安全性などの課題を抱えていた。
式典には関係者約40人が出席し、古田肇知事は「待ちに待った開通。地域を隔てていた壁のようなものが消えた思い」とあいさつ。日置敏明市長は「全世代の地域間交流が促進され、地域住民の悲願」と述べた。テープカットとくす玉割りで開通を祝い、出席者の車列によるパレードもあった。
トンネル出口の小川地区側には、住民有志が感謝の気持ちを込め、地元の石を使った完成記念碑を建立した。式典に続き、地域の要望で古田知事が揮毫(きごう)した碑の除幕式も行われた。
開通により、来年度から小川地区の小川小学校は峠を隔てた明宝小学校に統合される見通し。除幕式には小川小の全校児童4人が参加し、「畑佐地区のピアノ教室に早く行ける」「中学校にも楽に通える」などと期待に胸を膨らませた。










