岐阜市役所

 岐阜市は29日、古紙リサイクル業者が173人分の個人情報が記された空家対策課の文書32枚を道に落とし、岐阜中署に届けられたと発表した。落とした文書には空き家所有者の氏名や住所、家の写真が記載されており、廃棄の際に同課職員が適切な処理をしていなかった。現時点で個人情報の流出や悪用の被害は確認されていない。

 市の基準では、個人情報が記された文書は本来、シュレッダーにかけ、細かく刻んでからリサイクルボックスに入れる。同課の職員がボックスに入れれば焼却処分されると勘違いし、処理せず入れてしまった。

 市によると、今月26日夕、古紙リサイクル会社(同市西鶉)の回収車が、同市都通の徹明さくら小学校付近で、文書を落とした。同日夜、付近を歩いていた高校生2人と保護者が道の側溝にたまっていた文書を発見し、交番に届け出た。28日に同署から同社に連絡があり、市が空家対策課関連の文書と確認した。個人情報が記された文書は全て回収されたという。

 市の担当者は「今回は運よく見つかったが、今後は個人情報の記された文書の速やかで確実な廃棄を徹底する」と陳謝した。