傾きが確認された川島大橋=各務原市川島松原町(県提供)

 橋脚が傾き、先月28日から通行止めとなっている岐阜県各務原市の川島大橋について、県は2日、岐阜市内で対策検討会を開き、今年5月の大雨による大規模出水で橋脚周辺の川底がえぐられる「洗掘」が発生し、1本の橋脚が上流方向に約33センチずれ、約20センチ沈下し、0・86度の傾きが確認されたと報告した。県では今月中旬以降に、橋脚周辺の固定や川の流れを変える「瀬替」などの緊急対策工事を行う。解除時期は未定。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 県によると、5月21日の大雨による出水で、近くの観測所で直近35年間で過去5番目に高い水位を記録した。この橋脚に流れが集中し、基礎底面に達するほどの洗掘が生じたという。橋脚の一部では川底から約50センチの隙間がある。県は今後、橋脚を固定するために緊急対策工事を実施し、その後は復旧工法を検討していく。

 県は同月20日、川島大橋を目視でパトロールし、構造物の異常は確認されなかった。21日の出水で傾きが生じたとみられる。26日に通行人が「傾いている感じがする」と通報があり、調査をした結果、4本ある橋脚のうち、北側にある1本が上流方向に傾いていたため、通行止めとしていた。

 木曽川に架かる川島大橋は1962年8月完成。橋の長さは約340メートルで、幅員は約6メートル。1日当たりの交通量は1万台ほどで、2018年7月に行った5年に1回の定期点検では異常は確認されなかった。