喜久次代表から扇子を受け取る(右から)細井結菜さん、林伊織さん、島田妃那さん=岐阜市東高岩町、鳳川伎連稽古場

 迎春準備を始める日とされる「正月事始め」の13日、岐阜市の芸妓(げいぎ)団体の鳳川伎連(ほうせんぎれん)は正月事始め式を同市東高岩町の稽古場で開いた。新型コロナウイルス禍で一時ほぼゼロとなった宴席が持ち直した今年。舞妓見習いの3人が舞踊に用いる新品の扇子を喜久次代表(52)から受け取り、新年へ思いを新たにした。

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 鳳川伎連には6月に島田妃那さん(19)=揖斐郡大野町=、今月には林伊織さん(17)=愛知県瀬戸市=と細井結菜さん(18)=同県豊田市=が修業入り。喜久次代表が、花柳界に新たに挑む3人に誓いの場を設けようと、伝統行事を執り行った。

 3人は喜久次代表に作法を教わりながら一服の茶を味わい、今年一年の無事を感謝。正月飾りを施した床の間で扇子を手にし「身が引き締まる」「自分たちで時代をつくりたい」と抱負を口にした。

 今年は長良川鵜飼の船遊びが好評を博すなど、来年に向けて弾みをつけた。喜久次代表は「コロナ禍からの再出発としたい」と話した。