FC岐阜×藤枝=後半、シュートを放つ岐阜のMF川西=長良川競技場

 明治安田J3第29節は28日、長良川競技場などで7試合を行った。FC岐阜は藤枝と0-0で引き分け、ホーム最終戦を白星で飾れなかった。通算成績は12勝5分け10敗の勝ち点41、順位は6位のまま。

 岐阜は相手の猛攻に耐えて前半を無失点で折り返したが、後半は決定機を生かせなかった。
 また、宮崎が熊本を1-0で破り、勝ち点53で首位に立った。前節トップの熊本は同51のままで3位に後退。岩手は富山に1-0で勝ち、同52で2位に上がった。

 J2昇格争いは岩手、熊本に絞られた。全28試合を終えてJ2ライセンスを持っていない宮崎を最終節で両チームが上回ればともに昇格し、宮崎が2位以内になれば昇格チームは一つになる。

 今季最終戦となる次節の岐阜は12月5日、えがお健康スタジアムで熊本と対戦する。

◆積極攻勢も決め切れず

 昇格の可能性はなくなった中で、何を見せられるかが問われた一戦だった。FC岐阜は無得点で引き分けた。「シーズンを通して1点が遠いのが課題だったが、それが出た試合」と主将の甲斐。寂しい結果に、ホーム最終戦でイレブンに送られたのはまばらな拍手だった。

 相手の藤枝はリーグトップクラスの得点力を誇っている。前半は「背後を取られて(DFラインが)下がってしまった」(安間監督)と空いた中盤を使われると、好連係から11本のシュートを浴びた。前半に何とか耐えたからこそ、後半にゴールを奪って勝ち切りたかった。

 「勝負に出るために3人交代させた」と安間監督。後半15分すぎに村田、三島、舩津の3選手を投入し「ボールを奪いにいける透馬(村田)を置いて、どんどん前からいってコンパクトに戦えた」「相手ハイラインの背後を使いだしてゲームが変わった」と確かに流れを引き寄せた。だが、川西のシュートがわずかに外れるなどゴールは揺らせなかった。「決め切れないのは今季の課題」と安間監督。甲斐は「決め切るか、入らないなら数を打っていかないと」と言った。

 連敗は2で止めたが、これで3試合勝利がない。試合後、安間監督はサポーターから「これだけのメンバーでこの成績は不満」と伝えられたという。最終戦は、昇格の可能性を残す熊本。サポーターは岐阜の意地が見たいはずだ。