岐阜県は29日、新型コロナウイルスワクチンの3回目接種について、12月1日から医療従事者、来年1月から65歳以上の高齢者、同3月から一般県民を対象に接種する方針を示した。県内の3回目接種は、18歳以上で2回接種した150万人程度が対象となる。接種間隔は2回目接種から原則8カ月以上。

 接種は、市町村による接種(個別・集団)を基本とし、企業や大学などによる職域接種、必要に応じ県による大規模接種も組み合わせて推進する。

 使用するワクチンは、初回接種の種類にかかわらず、米ファイザー製か米モデルナ製だが、当面はファイザー製を使用する。一方で、モデルナ製がファイザー製と同様に薬事承認を取得することを見込み、市町村と連携し集団接種会場の設置や、現在設置している県の集団接種会場でモデルナ製を接種できるようにするなど、接種体制の確保に取り組む。県は、1、2回目と異なるワクチンを3回目に打つ「交差接種」を想定し、追加接種の必要性や有効性、副反応などに関する正確な情報を発信する。

 3回目の接種順位は①医療従事者ら(12月1日から)②65歳以上の高齢者と高齢者施設の従事者(来年1月から)③基礎疾患のある人と社会福祉施設の従事者(同3月から)④一般県民(同)。感染拡大防止の観点から、医療機関や高齢者施設でクラスター(感染者集団)が発生した場合など特に必要と認められる場合は、事前に国と相談した上で、6カ月以上経過した人にも接種する。

 また、今後接種対象となる12歳を迎える人や、新たに初回接種を希望する人らワクチン未接種の人に対しても接種機会の提供を継続する。

 古田肇知事は3回目接種について「スムーズに迅速に取り組んでいきたい」と述べた。