JR高山線と国道41号が飛騨川に沿って通る岐阜県下呂市。取材で移動する際、カメラを構える人の姿をよく見掛ける。鉄道写真を撮影する愛好家だ。近年では鉄道愛好家の認知度も高まり、写真撮影が中心の人は「撮り鉄」と呼ばれることも多い。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」市内にも有名な撮影地が複数ある。同市金山町の下原ダムは、飛騨川をせき止めたダム湖を挟んで高山線と国道41号が通っており、条件が整えば車両が水面に反射した写真を撮ることもできる。国道には待避所があり、車での往来も容易。飛騨地域では同市内に限らず、このほかにも山々や清流と列車を絡められる場所が多くある。豊かな四季を織り交ぜながら撮影することができる。
地元で何らかの問題が起きたとは聞かない。しかし、他の地域からは「撮り鉄」に絡むトラブルが度々伝わってくる。罵声が飛び交ったなどの情報は、ネットの発達で世界中に広まる。
中には刑事事件となり報道されたものもある。4月29日付の本紙では、埼玉県警が19歳少年を傷害容疑で逮捕したとの記事を掲載している。同県内での駅ホームでの撮影を巡るトラブルから、男子中学生に頭蓋骨骨折の重傷を負わせたという事案だ。10人ほどが集まったところで、撮影位置を巡り小競り合いになったようだ。
飛騨地域では、気動車のキハ85系からハイブリッド車両HC85系へと、JR高山線の特急の世代交代が近く見込まれる。車両の引退では多くの「撮り鉄」の来訪が予想される。譲り合いの心で、安全に撮影したいものだ。










