新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2年連続で中止となった岐阜県郡上市八幡町の国重要無形民俗文化財「郡上おどり」が10日夜、運営委員会によるライブ配信で開幕した。多くの来場者を集めて開催できない代替策として、9月上旬までの計9夜にわたり各地のファンに踊りとおはやしを届ける。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」好評を得た昨年に続く取り組みで、密を避けつつ伝統を来年へとつなげるのが狙い。郡上おどり保存会が市内の会場でおはやしに合わせて踊りを披露し、ユーチューブやフェイスブック、地元ケーブルテレビで配信・放送した。
開始に先立ち、同市八幡町島谷の郡上八幡旧庁舎記念館で神事と式典が行われた。運営委員会の棚橋信互会長は「今年は自宅などで楽しみ、来年は2年分の思いを込めて盛大に行いたい」と呼び掛けた。
地元では、配信映像を見ながらそれぞれの自宅で踊りの輪をつくるファンの姿が見られた。同市八幡町五町の男性(74)は、配信を映し出すパソコンを車庫に運び、知人5人を招いて小さな踊りの輪を広げた。「久しぶりで疲れたが、心地よい。来年は大きな輪を広げたい」と笑顔をみせていた。
今後の配信日程は七大縁日(16日、8月1、7、14~16、24日)と、おどり納め(9月4日)で、いずれも午後8時から1時間程度を予定する。
郡上おどりは日本三大盆踊りの一つとされ、約400年の歴史を誇る。例年7月中旬から9月上旬にかけて開かれ、約30万人が訪れる。










