おかやま山陽にサヨナラ負けを喫し、悔しさをにじませる大垣日大ナイン=甲子園
おかやま山陽×大垣日大=2回表大垣日大1死一、三塁、岩本がスリーバントスクイズを決める=甲子園
おかやま山陽×大垣日大=力投する大垣日大のエース山田=甲子園
おかやま山陽×大垣日大=6回裏のピンチを連続奪三振で切り抜け、ほえる大垣日大のエース山田=甲子園

 第105回全国高校野球選手権記念大会第8日の13日、第4試合の2回戦で大垣日大が、延長十回タイブレークの末、おかやま山陽(岡山)に3―4でサヨナラ負けを喫した。

 大垣日大はエース山田渓太の立ち上がりを攻められ、2点を先制された直後の二回表。1死一、三塁から岩本千空が、阪口慶三監督得意のスリーバントスクイズを決め、1点を返した。

 八回2死からは、4番高橋慎がフルカウントから低めのスライダーをうまくすくって、右翼へのソロで同点とした。

 タイブレークの延長十回表は送りバントを失敗しながら重盗を成功させ、捕手からの三塁送球が悪送球となり、積極策で1点を勝ち越した。だが、その裏、2死満塁から暴投と本塁への悪送球で2点を失った。

 山田は二回から球が切れはじめ、持ち前の直球でコーナーを突き、スライダーもさえて気迫の投球。再三のピンチをしのぎ、10三振を奪ったが、最後は力尽きた。