2025年夏の甲子園ベスト4の礎を築いた県岐阜商前監督の鍛治舎巧さん。「No.1への道」と題し、アマチュア球界の第1人者である名将がチームづくり、選手育成、戦略・戦術のすべてをあますところなく公開する。
(4)ゲーム戦術の展開【守備編】
1・インサイドワーク
A・バッテリーの基本的な組み立て
試合中、試合後に、監督がキャッチャー或いはバッテリーに「何故、あのカウントであの球を投げたんだ?違うだろう。いつも言っているじゃないか!!」そんな会話が交わされることがよくある。一方で、指摘されたキャッチャーは内心「監督は、いつも言うことが違う。どうしろと言うんだろう…結果論で言われてもなぁ…」と憔悴しきった顔をすることも少なくない。
双方ともに言い分はある。しかし、このままでは、同じ会話が永遠に続きそうだ。そんなチームに限って、体系化されたバッテリーの基本的な組み立てが示され、共有化出来ていないことが多い。
基本的な組み立てとはいえ、どんな場面で、どんなバッターに対し、何を投げるか、それは何を得意とするピッチャーか、でも変わってくる。
そこで、組み立ての基軸となる考え方をパターン化してみた。参考になれば幸いである。
投球は、...






