フットゴルフで日本代表を目指すFC岐阜クの山下えりい(FC岐阜提供)

 J3FC岐阜のフットゴルフクラブに所属する山下えりいが、11月末に行われた第26回シールズオープンで日本フットゴルフ協会主催のジャパンツアー初優勝を果たした。「ずっと目標にしてきた」。夢の日本代表に一歩を踏み出した。

 京都市出身の24歳。小学5年からサッカーを始め、現在も関西リーグ1部の京都紫光SCでプレーする。大学4年夏に米国留学したが、コロナ禍で半年ほどで帰国を余儀なくされた。サッカー以外にも打ち込めるものを探していた時、昨秋にテレビ番組に出演したことをきっかけにとりこに。2020年10月、FC岐阜クに加入し本格的に取り組んだ。「サッカーでは日本代表を諦めかけていたので、日本代表になって世界の大会に出たい」

 フットゴルフはサッカーの5号球を使う。蹴るボールは同じだが、18ホールを回れば試合時間は3時間にもなる。「長い時間集中することに、はじめは苦労した。パターを決める時は、PKを蹴る感覚。自分との戦いが多いスポーツ」と話す。

 魅力については「パターを決めた瞬間や、思い描く戦略通りに回れた時は達成感がある。きれいな(芝の)ゴルフ場を見るとテンションが上がる」と声を弾ませる。「キック力がなくてもコースの傾斜やボールの転がし方、蹴り方を学べば幅広い年代でプレーできる」とアピールする。

 初優勝した翌日の那須オープン、今月19日の小山オープンも制し、ジャパンツアー3勝。来年5月に米国で開催される日米対抗戦出場が今後の目標だ。ジャパンツアーの成績で2枠の代表が決まるといい「より多く勝っていき、日米戦に出たい」と意欲を燃やす。

◆サッカー+ゴルフの新スポーツ フットゴルフ

 サッカーとゴルフを合体した新しいスポーツ。ゴルフ場でサッカーボールを蹴り、より少ない打数でカップに入れることを競う。2009年にオランダでルール化され、欧米を中心に普及。県内では、アドニスゴルフクラブ(恵那市)でプレーできる。