秋季岐阜県高校野球大会地区大会は17日、KYBなどで東濃地区決勝と中濃・飛騨地区準決勝を行い、東濃のシードは中京が1位、中津商が2位に決まった。中濃・飛騨地区は帝京大可児と東濃実が決勝に駒を進め、関商工と関の3位が確定した。
中京は中津商に先行されながら、五回裏に同点に追いつくと、六回以降得点を重ねて6―2で優勝。先発のエース桑田剛心から三浦暖都へ継投し、中津商の追撃をかわした。
中濃・飛騨地区の帝京大可児は関商工と対戦。三回に四球押し出しと、4番山田隆太の中犠飛で2点を先取。六回に好リードを続ける近藤佑の中前打で加点。エース山田は七回に関商工3番土岐彩斗の右前適時打で1点を返されたが、粘投。九回1死二、三塁からは、注目の1年生140キロ右腕富田櫂成が継投。左飛、一飛に抑え、3―1で逃げ切った。
東濃実は関と対戦。一回表に4番日比野朔大の2点二塁打で先制。五回に打者9人の猛攻で4点、六回にも敵失を絡め3点を奪って突き放した。先発したドラゴンズの投手勝野昌慶(土岐商高出)の弟勝野修令は4回1/3を投げ2失点。2投手が継投し、7回コールドの10―2で快勝した。
岐阜地区準々決勝と西濃地区の決勝は雨天順延となり、18日に大野レインボーなど3会場で行われる。西濃3位決定戦は大垣西が辞退し、池田の不戦勝となった。
【中濃・飛騨地区】
▽準決勝
関商工000000100=1
00200100×=3
帝京大可児
(関)兜森―尾方
(帝)山田、富田―近藤
東濃実2100430=10
関 1000100=2
(7回コールド)
(東)勝野、生駒、山本―小木曽
(関)足立、小藤、森翔、川原―上野
▽三塁打 森翔(関)▽二塁打 日比野2(東)長島(関)
【東濃地区】
▽決勝
中津商100010000=2
中 京00101211×=6
(津)桑原、石田―小嶋
(京)桑田、三浦―田辺
▽二塁打 山本裕、竹谷、桑田、田辺(京)