整備が進む冠山峠道路。手前が岐阜県方面、奥が福井県方面=今年8月、揖斐郡揖斐川町(福井河川国道事務所提供)
整備が進む冠山峠道路。手前が岐阜県方面、奥が福井県方面=今年8月、揖斐郡揖斐川町(福井河川国道事務所提供)
整備が進む冠山峠道路。手前が岐阜県方面、奥が福井県方面=今年8月、揖斐郡揖斐川町(福井河川国道事務所提供)
整備が進む冠山峠道路。手前が福井県方面、奥が岐阜県方面=今年8月、福井県池田町(福井河川国道事務所提供)

 国土交通省近畿地方整備局福井河川国道事務所は29日、岐阜、福井県を結ぶ国道417号冠山峠道路が11月19日に開通すると発表した。道路は岐阜県揖斐郡揖斐川町塚奥山から福井県池田町田代までの延長7・8キロで、開通後は年間を通しての往来が可能。所要時間は大幅に短縮する。事業化から20年がたつ中でようやく開通を迎え、周辺地域の安定した交通の確保や観光客増加などの効果が期待される。

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 冠山峠は徳山ダム(揖斐川町)の北、両県の県境にある。既存の林道は急なカーブがあり、すれ違いも困難で、冬季や悪天候時には通行止めとなるなど、安全に走行が可能な道路の確保が課題となっていた。

 2003年に事業化し、08年から国の権限代行事業として整備が進められてきた。道路は2車線(片側1車線)で、トンネルは2カ所あり、一番長い冠山トンネルは4・8キロ。

 揖斐川町と福井県池田町間の所要時間はこれまで、高速道路の利用で滋賀県を経由して約2時間半(距離151キロ)だった。冠山峠道路開通後は約1時間25分(同65キロ)で結び、64分短縮する。また、開通時は紅葉の見頃と重なり、徳山ダムや周辺の道の駅など観光施設への来場客増や、24年3月の北陸新幹線金沢―敦賀(福井県)開業によるさらなる観光や交流の促進も期待できる。

 古田肇知事は「開通日の発表は、県にとって待ちに待った朗報。福井県との広域的な観光・交流を一層進めていく」とコメントした。開通日時は11月19日午後5時で、同日に福井県内で開通式典が行われる。