二十四日市を前に、最盛期を迎えた宮笠作り=12日午後、高山市一之宮町
二十四日市を前に、最盛期を迎えた宮笠作り=12日午後、高山市一之宮町

 岐阜県高山市で24日に開かれる日用品市「二十四日市」を前に、一之宮町に江戸時代から伝わる「宮笠(みやがさ)」の製作が最盛期を迎えている。

 飛騨産のイチイとヒノキを使い、美しい編み目と丈夫さが特長のかさ。農閑期の副業として、かつては100軒余りの農家で作られていたが、現在は問坂義一さん(85)と和彦さん(58)親子のみが手掛ける。

 同町の問坂さん方では12日、2人が朝から作業。木を短冊状に裂いた「ヒデ」をぬらして柔らかくし、丁寧に編み込んでいった。落雷よけの言い伝えがあるセミ模様や、白色のヒノキと赤茶色のイチイを交互に編んだものなど4種ある。

 「夏の農作業から雪かきまで使え、飛騨の天候に合ったかさ」と問坂さん。二十四日市までに100個ほどを作るという。