開発した品などを手にする(左から)勝野由紀子さん、蓮見文さん、井上真理子さん=池田町八幡

 池田山で捕獲される野生動物の価値創造に取り組む岐阜県池田町本郷の「美濃國池田山ふるさと工房」が、料理家やアクセサリー作家と協力して商品を開発した。先月から第3日曜日に同町田畑のレンタルスペース「Share&Community Space Wa」で開くイベントで販売している。

 工房は2020年に設立。池田山でイノシシやシカを狩猟する傍ら、町内で唯一という処理施設を設けて肉やペットフードにして販売してきた。

 「食やアクセサリーという身近な存在を通して、命や地域の資源について関心を持ってもらえたら」と話すのは、工房の副代表を務める蓮見文さん。肉の取引で交流があった本巣市の料理家井上真理子さん、井上さんを通じて知り合った同町のアクセサリー作家勝野由紀子さんの3人で、イベントでの販売を考えた。

 イベントでは、池田山産のシカ肉入りカレーとシカの角を使ったピアスやイヤリングを販売。カレーは「野性味がすごくおいしい」と薦める井上さんが特製のスパイスでシカ肉の味わいを引き立て、アクセサリーは角に塗装などをせず自然の風合いを生かしつつ、勝野さんが「着けて気分が上がるものにしたい」とデザインにもこだわった。

 先月のイベントには約80人が来場、カレーは完売するなど盛況を見せた。今月は16日に開かれ、蓮見さんは「近所の人にふらっと来てもらえたら」と来場を呼び掛けた。時間は午前11時~午後2時。問い合わせは同工房、電話0585(45)3728。