「やくならマグカップも」のクレジットカードを発表した関係者=多治見市栄町、十六銀行多治見支店

 十六カード(岐阜市神田町)は、業務提携先のナッジ(東京都)が手掛ける次世代型クレジットカードで、多治見市を舞台としたマンガ「やくならマグカップも(通称やくも)」のメンバーカードの発行を始めた。カード利用や市内訪問で描き下ろしイラストなどがもらえる特典があり、好きな作品やキャラクターを応援する「推し活」の需要に応えながら地域活性化を図る。

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 やくもは同市を舞台に陶芸を打ち込む高校生たちの日常を描いたフリーコミックで、プラネット(同市太平町)が発行している。2021年から2期にわたりテレビアニメ化された。舞台となった場所を巡る「聖地巡礼」のファンが、放送終了後の現在も数多く市内を訪れている。

 やくものカードでは、ファンの周遊を促進するような仕組みを整えた。ナッジ社のカードのアプリに内蔵された、複製や改ざんができないデジタル資産「非代替性トークン(NFT)」の受け取り機能を活用。カードの利用額に応じ、描き下ろしイラストのNFTや、原作者のサイン入りグッズなどがもらえる。同市周辺の協力店舗に設置されたQRコードを読み込むことでも、NFTをランダムに入手できる。

 十六銀行多治見支店(同市栄町)で開かれた説明会で、十六カードの社長は「NFTで回遊性を高めるコンセプトだ。地域で愛されているマンガが東濃地域を元気にしてくれる」とあいさつ。プラネットの会長は「コアなファンに伝えていく部分がやくもと合う。地域活性化の効果測定ができると期待している」と語った。