岐阜県は5日、山県市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの疑い事例について、遺伝子検査で陽性と確認し、飼育する肉用鶏5万羽の殺処分を始めた。農場が所有する隣接地に埋却する。防疫措置は8日昼ごろまでの3日間で完了させる予定。県内の養鶏場で高病原性が確認されたのは今季初めてで、2017年、21年に続き3例目。全国では佐賀、茨城、埼玉、鹿児島、群馬に続き6例目と中部地方で初めてとなる。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」鶏の殺処分から埋却、消毒までの作業に県職員や獣医師ら延べ約1200人を充てる。埋却のための掘削は午前9時45分ごろから、殺処分は同11時40分ごろから始まり、午後2時までに約2500羽を殺処分した。感染拡大防止のため、発生農場近くの道路4カ所には畜産関係の車両を対象にした消毒ポイントを午前8時に設置しており、この運営なども含め延べ約2千人態勢で防疫措置に当たる。
また、発生農場から半径10キロ圏内を移動・搬出制限区域に指定。山県、岐阜、関市の25農場で飼育されている採卵鶏や肉用鶏など計約160万羽を対象に移動や出荷が制限されている。制限が全て解除されるのは1月末ごろになる見通し。
県によると、発生農場で4日午前に160羽を超える鶏の大量死を確認。中央家畜保健衛生所(岐阜市)による簡易検査で11羽が陽性となった。うち10羽について遺伝子検査を実施し、全てからH5亜型の高病原性が検出された。そのため県は5日朝に県家畜伝染病対策本部を立ち上げ、殺処分など防疫措置を始めた。
農林水産省は発生農場に感染経路を調べる疫学調査チームを派遣したほか、古田肇知事と高橋光男農林水産政務官がオンラインで面談。防疫に必要な資材の支援や周辺農家へのまん延防止のため国と県で協力していくことを確認し合った。













