ササ竹を割り、粥の入り具合を確かめる牛丸大吾宮司=高山市一之宮町、飛騨一宮水無神社

 粥(かゆ)を炊いて今年一年の農作物の出来や天候を占う「粥占(かゆうら)祭」が、岐阜県高山市一之宮町の飛騨一宮水無神社で営まれた。

 長さ10センチほどのササ竹を釜に入れて米3合分の粥を炊き、米が竹に入った具合で占う。作物の種類などに応じて16本のササ竹を使った。

 14日夕方に本殿で神職が大祓詞(おおはらえし)という祈りをささげながら、釜で粥を炊き上げた。粥は神前に一晩供えられ、15日朝に牛丸大吾宮司が包丁でササ竹を割って、占いの結果を書き留めた。

 占いによると、作物はイネやムギなどおおむね豊作で、天候は前期、中期に雨が多いとの結果が出た。牛丸宮司は「大雨などの災害は農家にとって打撃。恵みの雨となり、穏やかな一年になれば」と話した。

 粥占祭の結果を記した「占記(せんき)」を2月2、3日に開く節分祭で参拝者に配る。