2024年は、高校野球の聖地・甲子園球場が開場して100周年を迎える。岐阜新聞電子版で毎週木曜日に各年の感動を当時の紙面と主力選手インタビューで振り返る「甲子園100年ぎふ」を連載中。2007年選抜で春夏通じ、県勢として48年ぶりに決勝の舞台に立った大垣日大。エース森田貴之を好リードし続け、打撃でも再三にわたって貢献した捕手箕浦和也さん(34)=岐阜信用金庫=に秘話を聞いた。

岐阜新聞電子版「甲子園100年ぎふ」のインタビュー記事をWebで紹介します。電子版ではベテラン記者による振り返り記事、当時の紙面も掲載。電子版はこちらから。「媒体」で「ぎふ高校野球」を選択してください。
春夏通じ岐阜県勢48年ぶりに決勝の舞台を踏んだ激闘の選抜を振り返る捕手箕浦和也さん=愛知県一宮市、岐阜信用金庫末広支店
【箕浦和也(みのうら・かずや)】1989年、名古屋市生まれ。大垣日大高から専修大に進み、岐阜信用金庫に就職。県A級リーグに所属する軟式野球部で扇の要として現役を続ける。現在は愛知県一宮市の末広支店に勤務。

 ―初出場で躍進。ポイントとなった試合は。

 箕浦 準決勝の帝京(東京)戦。強豪で中村晃(ソフトバンク)、杉谷拳士(元日本ハム)ら4人がプロ入りするチーム。でも、阪口(慶三)先生の「勝とうと思うな」の言葉でプレッシャーなく戦えた。...