全国高校将棋選手権団体戦で優勝した(後段右から2人目から)宮堂力旗さん、加藤慎士さん、宮堂孔暉さん、5位入賞した(前段右から)大木原由梨さん、森萌々子さん、岩佐美帆子さん=岐阜市鴬谷町、鴬谷高校

 和歌山県で1日まで開かれた第45回全国高校総合文化祭将棋部門を兼ねた第57回全国高校将棋選手権の男子団体戦で、岐阜市鴬谷町の鴬谷高校の将棋部が優勝した。同選手権は歴史、規模とも最大級の「将棋甲子園」で、県勢男子では1985年の岐阜高校以来36年ぶり2度目の快挙。前回Vの女子も5位入賞と健闘し、部員らは「多くの支えがあってこそ」と喜びを分かち合った。

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 男子団体戦には全国から48チームが参戦。同校からは、ともに棋士養成機関「奨励会」元会員の3年宮堂力旗(りき)さん(17)、1年孔暉(こうき)さん(15)兄弟と、2年加藤慎士さん(16)が出場した。予選リーグを5位通過、決勝トーナメントも勝ち進み、決勝戦では岩手高校を2対1で退けた。3人は「はじめ緊張していたが、予選で1戦落としたことで吹っ切れた」と語り、力旗さんは「目標としていた優勝。表彰式でやっと実感が湧いた」と振り返った。

 女子団体戦には33チームが参戦し、同校から主将の1年岩佐美帆子さん(15)、3年森萌々子(ももこ)さん(18)、2年大木原由梨さん(16)が出場した。将棋歴2カ月の大木原さんがメンバー入りする急造チームでの5位に、3人は「連覇を逃したのは悔しいが入賞はうれしい」と笑顔を見せた。

 同部特別技術顧問で日本将棋連盟県支部連合会長の伊藤壽(ひさし)さん(71)は今回の男女代表を"最強布陣"と太鼓判を押し、「勝ちたいと思わなければ勝てない」と精神面からハッパをかけていた。女流棋士山口仁子梨(にこり)さん(18)、稀良莉(きらり)さん(16)姉妹のほか同校OB、OGも練習相手に訪れたといい、力旗さんは「伊藤顧問や先輩たちに支えられた」、加藤さんは「大会が無事開かれたことも含めてよかった」、孔暉さんは「奨励会のみんなにも恩返しできた」と口々に感謝した。