約600メートルの標高からブランコに乗って眺めを楽しめる「小津坂ノ谷見晴台」=揖斐川町小津

 岐阜県揖斐川町小津区に今年、地元住民による新しい観光スポット「小津坂ノ谷見晴台」が誕生した。山を切り開いて整備した場所にはヒノキでできた約4メートルの2基のブランコが設置され、約600メートルの標高から揖斐の美しい山並みや眺望を楽しめる。

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 「森林のいい空気を楽しんでほしい」と話すのは、地区の橋本利弘区長(77)。地区の過疎化が進む中、農業体験交流施設「月夜谷ふれあいの里」や渓流釣りが楽しめる小津渓谷、小津白山神社といった観光資源に着目。外から訪れる人を増やして地域を維持しようと整備を始めた。

 見晴台は月夜谷ふれあいの里から車で10分ほどの距離にあり、南北の景色がそれぞれ見られるように、2人用と1人用のブランコを2基設置。桑名市や名古屋市の高層ビル群まで見渡せるほか、「小津三山」に数えられる標高約1100メートルの権現山や花房山も望める。1日中開放していることから夜景、秋の早朝には雲海も見られるという。

 入り口には、地区内を周遊してもらおうと完成に合わせて作成した観光名所を紹介するパンフレットを基にした看板を立てた。今後は見晴台でイベントの開催も予定しており、橋本さんは「地域に一人でも多くの人が足を運んでくれたら」と期待を込めた。