岐阜県と岐阜市は20日、県内33市町などで新たに419人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。過去最多を更新した19日の461人に次いで過去2番目に多い感染者数で、2日連続で400人を超えた。直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は20日時点で108・76人となり、昨年9月1日以来、約4カ月半ぶりに100人を超えた。県内の感染者数は累計2万1788人となった。

 また、県は入院していた多治見市の90代女性の死亡を発表した。死亡者の発表は昨年12月16日以来。県によると、女性はデルタ株に感染していたという。死亡者は累計220人。

 直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者は急増している。5人を越えてから100人に達するまでの日数は、第5波の26日間に対し第6波は14日間で、感染拡大のスピードがこれまでの波よりはるかに速い。県健康福祉部の堀裕行部長は「各地で感染経路を追えない例が出てきている。市中感染が広くまん延している」と警戒を強めた。

 県独自の基準指標4項目のうち、陽性率(10・9%)、人口10万人当たりの新規感染者数の2項目がいずれも最も警戒が必要なレベル4相当。病床使用率は32・4%でレベル3相当となっている。重症者数はゼロのまま。

 宿泊療養施設の入所者は前日比162増の919人と千人に迫っており、使用率は56・3%。県は使用率80%超で自宅療養を開始する方針としている。

 新たに確認されたクラスター(感染者集団)は8件。職場関連では岐阜市や美濃市などで4件(いずれも5人)を確認した。小学校は美濃加茂市で6人、大垣市で5人の感染が判明。海津市のこども園では8人の感染が分かった。岐阜市の飲食店の利用者2グループ計5人も陽性だった。

 拡大したクラスターは30件に上った。学校関係では、感染拡大が続く恵那高校や大垣養老高校、美濃加茂高校、県岐阜商業高校などで感染者が確認された。この他、各務原市や恵那市、関市の高齢者福祉施設などでも感染者が増えた。