雪の中、配送拠点から飛び立つドローン=福井県敦賀市疋田

 セイノーホールディングス(HD)は20日、次世代ドローン研究開発のエアロネクスト(東京都)と、福井県敦賀市でドローン配送の実証実験を行った。過疎化が進む山間地の愛発地区で実施し、パンや牛乳といった食品をドローンを使って配送。多少の降雪でも問題なく配送できることを確認した。

 両社と敦賀市は昨年11月に包括連携協定を結び、ドローン配送を組み合わせた新スマート物流の構築を進めている。この日は、配送拠点の愛発公民館から約1キロ離れた2カ所に配送。住民が専用アプリで注文し、約3分かけて運ばれてきた商品を受け取った。

 実際に運用する場合、市街地はトラックを使った陸送、過疎地ではドローンを使った配送を組み合わせたスマート物流で行う予定。愛発地区で最低11カ所の配送先を決定し、1年以内の運用開始を目指す。

 河合秀治セイノーHD執行役員は「住民に丁寧に説明しながら、愛発のドローン配送のモデルを作っていきたい」と話した。