スマートフォンは、現代の生活必需品の一つとなっています。電話や通信のみならず、電子マネーによる決済など各種サービスに欠かせません。スマホの存在が前提となっているサービスもあります。しかし、スマホは電気がなければ、ただの文鎮。災害時に停電すれば、すぐ充電に困ることになります。きょうは3月11日。東日本大震災から13年の月日が経ちました。1月1日の能登半島地震の発生からも2カ月以上。この機会に、停電時を想定して手回し充電器でスマホを100%まで充電できるか挑戦しました。実際にやってみると、想定外の出来事に次々と見舞われました。

 

 今回、機材はあえて特別に用意せず、手持ちのものを使いました。災害はいつ襲ってくるか分からないからです。同僚が家から持ってきた手回し充電器を使います。東日本大震災をきっかけに用意したそうですが、普段はほとんど使っていないといいます。

 自分のスマホを手回し充電器と接続します。この時点で、スマホの電池残量は18%。比較対象として、乾電池式のモバイルバッテリーも用意しました。こちらは電池残量51%のスマホに接続します。

 手回し充電器は、ラジオやライトと発電用のハンドルが一体になった形状。回してみると、ハンドルと指が当たることも。「どう回すのが効率的だろう」などと考えながらハンドルを回して数分。「あっ!」。思わず声が漏れました。...