県内で過去最多となる324人の新型コロナウイルス感染が確認され、県民に警戒を呼び掛ける古田肇知事=17日午後5時3分、県庁

 新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大し、17日に過去最多となる324人の感染が確認された岐阜県内。これまで「自宅療養者ゼロ」を維持してきたが、このまま新規感染者が300人を超える状態が続いた場合、今週末には病床が満杯になるとし、古田肇知事は「自宅療養者ゼロの維持が極めて困難になることが予想される」と危機感をあらわにした。

 県は感染の第1波から一貫して自宅療養ゼロを堅持してきた。軽症者であっても、家族など同居人への感染が懸念されるほか、症状の悪化に対応しにくいためで、ホテルなどを借り上げて対応してきた。深刻な感染の急拡大で、その足元が揺らぎ始めている。

 16日時点の病床使用率は47・6%と、国の基準でステージ4(爆発的感染拡大)の「50%」に迫る。圏域別では、岐阜、中濃、東濃圏域で50%を超える。

 県は現在、病床と宿泊療養施設で1914床(病床783床、宿泊療養施設1131床)を確保するが、9月までに宿泊療養施設を追加し、病床と合わせて2千床以上まで拡充する方針。一方で、自宅療養ゼロが崩れた場合に備え、県と医療関係者らが連携して自宅での健康観察や食料、生活必需品の支援を行うチームを立ち上げる。

 古田知事は「自宅療養にもしっかりと対応できる体制をスタートさせたい」と述べ、18日に専門家会議を開いて対応を協議する。