小惑星りゅうぐうの砂などが入ったコンテナを格納していた「インスツルメントモジュール」=各務原市下切町、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館

 小惑星探査機「はやぶさ2」が、小惑星「リュウグウ」から採取した砂などを地球に届けた実際のカプセルの展示が11日、岐阜県各務原市下切町の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(愛称・空宙博(そらはく))で始まった。15日まで。

 2014年に打ち上げられたはやぶさ2は、リュウグウの砂などの採取に成功。20年12月に砂の入ったカプセルを分離し、オーストラリアの砂漠に着地させた。

 

 会場では、砂などを収容していたカプセル本体の「インスツルメントモジュール」や、地球からの指令を受け取っていた「搭載電子機器部」、地球への着地の際に開いた「パラシュート」などを展示。初日となったこの日は午前10時の開館から多くの人が興味深そうにのぞき込んでいた。

 宇宙に関心があり、今回の展示を楽しみにしていたという茜部小4年の男子児童(10)は「宇宙からこれが帰ってきたと思うとすごい。持ち帰ってきた砂などが今後の宇宙研究につながってほしい」と目を輝かせていた。

 今回の展示は宇宙航空研究開発機構(JAXA)の巡回展示事業で全国各地で行われるが、県内で実施されるのは同館のみ。