台座に据えられる大杉の根元部分=14日午後2時40分、瑞浪市大湫町、大湫神明神社

 2020年7月の豪雨で倒れた大湫神明神社(岐阜県瑞浪市大湫町)の大杉の切断した根元部分を立ち上げる工事が14日、同神社で行われた。樹齢670年の大杉倒木から約1年半。新たな形となり地域のシンボルとしてよみがえった。

 

 立ち上げ工事は午前9時から行われ、大型クレーンでつり上げ、コンクリートの土台に高さ約5メートル、重さ32トンの大杉を6時間かけ設置した。大湫町区長会の足立亘会長(69)は「立ち上がった瞬間、倒れる前の大杉を思い出した。町民も気持ちの面で立ち上がり、前に進んでほしい」と話した。住民らと作業を見守った同町の彫刻家天野裕夫さん(67)は「形がいい。再び町のシンボルになって」と喜びを語った。今後、しめ縄を作成し3月27日に完成式典を開催する。

 市や地域住民グループが昨年11月から、大杉の切断や石垣の修復などの工事を行っている。大杉の根元部分以外は、天野さんに作品素材として提供したほか、バイオリンやギターを制作する。