バスケットボールの全国高校選手権(ウインターカップ)県予選を兼ねた県高校選手権最終日は9日、アテナ工業アリーナで行われ、男子決勝は美濃加茂が高山西を95-71で下し、3年連続13度目の優勝を果たした。女子決勝は岐阜女が県岐阜商を79-40で破り、33年連続34度目の頂点に立った。
ウインターカップ県代表の残り1枠を懸けた3位決定戦は、男子の富田が大垣工を83-55で退け、3年ぶり2度目の本大会出場を決めた。女子は岐阜農林が富田に58-51で競り勝ち、初出場の権利を勝ち取った。
今年は男子の美濃加茂と女子の岐阜女がともに東海高校総体で優勝し、さらに全国高校総体で決勝進出を果たしたため、県勢の本大会出場枠が男女とも2枠増えて「3」となっている。男女計6チームが本大会に出場するのは初めて。
ウインターカップは12月23~29日に東京体育館などで行われ、男女各60チームが出場する。組み合わせ抽選会は11月18日に実施予定。
【男子】
▽3位決定戦
富田 83(16―10、21―9、25―9、21―27)55 大垣工
▽決勝
美濃加茂 95(30―11、20―20、22―19、23―21)71 高山西
〈個人表彰〉▽最優秀選手 エブナ・フェイバー(美濃加茂)▽優秀選手 福田玲生(美濃加茂)森田怜太朗(高山西)シセ・アサン(富田)保母飛勇(大垣工)
【女子】
▽3位決定戦
岐阜農林 58(14―11、17―20、16―16、11―4)51 富田
▽決勝
岐阜女 79(14―12、26―10、21―6、18―12)40 県岐阜商
〈個人表彰〉▽最優秀選手 安藤美優(岐阜女)▽優秀選手 林琴美(岐阜女)西尾南美(県岐阜商)星川桜心(岐阜農林)遠嶌瑛寧(富田)
◆日本一狙う2校、地力示す 美濃加茂、岐阜女
決勝は、日本一を目指す男子の美濃加茂、女子の岐阜女が制した。岐阜女の安江満夫監督は「岐阜は自分たちだけではない。他の5チームとともに岐阜の強さを示したい」と意気込んだ。
男子の美濃加茂は鉄壁の守りで高山西を圧倒した。...