今季初めて羽化したギフチョウ=26日午後2時58分、岐阜市大宮町、名和昆虫博物館
今季初めて羽化したギフチョウ=26日午後2時58分、岐阜市大宮町、名和昆虫博物館

 「春の女神」と呼ばれるギフチョウが26日、岐阜市大宮町の名和昆虫博物館で羽化し、公開が始まった。雄1匹が黄や黒、赤など5色の鮮やかな羽を広げ、来館者を楽しませている。公開は4月中旬まで。

 ギフチョウは、1883年に初代館長の名和靖さんが、下呂市金山町で発見したことから名付けられた。羽を広げたときの長さは5、6センチ。野生のギフチョウは、秋田県南部から山口県東部の日本海側を中心に分布しているという。

 同館では約200匹のサナギを飼育し、2月に入ってから順次、気温の高い屋内に移して羽化させている。5代目の名和哲夫館長(66)は「初めて実物を見て、小ささに驚く人もいる。一度見に来てもらって、野生で発見する喜びを体験してもらえたら」と話す。