ホッケー男子日本代表「サムライジャパン」の候補選手に選ばれた岐阜総合高のGK黒田紀彰=同校

 ホッケー男子日本代表「サムライジャパン」の候補に、今春岐阜総合高を卒業したばかりのGK黒田紀彰が、高校生で唯一選ばれた。6日から川崎重工スタジアムで始まる強化合宿に参加する。黒田は「緊張すると思うが、一流の選手の中で練習できるのが楽しみ。モーションの大きさや切れを学びたい」と目を輝かせる。

 竹鼻小、中学校では野球に励んだ。高校でも野球部に入りたかったが、痛めていた肘を手術することになり断念。同級生らからホッケー部を勧められ、入部を決めた。

 最初は、ホッケー特有のフットワーク、展開の速さに苦戦したが、野球の経験が生きて向かってくるボールへの恐怖心はあまりなかった。順調に力をつけ、GKとして活躍した。4月からは名門、天理大に進む。新型コロナウイルスの影響で中止となったが、U18男子代表強化合宿メンバーにも、同じ高校のDF角丸颯汰と共に選ばれた。

 身長が180センチあり、手足の長さや柔軟性を生かしたディフェンスが武器。「1対1の場面で前に出て、セーブできた時はチームを救ったと思える」と醍醐味(だいごみ)を語る。長屋恭太監督は「体が柔らかく、足がよく伸びる。研究熱心で分析力が高くSO戦に強い」と特長を挙げる。

 合宿は今月25日までで、川崎重工スタジアムと愛媛県の松前町国体記念ホッケー公園で行われる。今後の国際大会は来年のワールドカップ(W杯)予選を兼ねたアジアカップが今年の5月末に開かれる予定。