自転車が多く置かれている現在のJR蘇原駅前=各務原市蘇原瑞雲町
浅野健司市長に模型を使ってJR蘇原駅前広場の配置計画について説明する学生=各務原市役所

 JR蘇原駅(岐阜県各務原市蘇原瑞雲町)の利便性や安全性の向上を目的に同市が本年度着手した駅前広場整備事業。7日は市景観アドバイザーでもある名古屋市立大芸術工学部の大野暁彦准教授の下で学ぶ学生が市役所を訪れ、浅野健司市長に完成させた模型を使って駅前広場の配置計画を提案した。

 現在の駅前は駐輪場に多くの自転車が置かれ、送迎のための車などが寄りつけない状態になっている。今回の整備を機に魅力あふれる駅にしようと市が大野准教授に協力を求めたところ、「利用者の多くが高校生ということなので若者の意見も取り入れたい」と、学生と共に新たな駅前広場の配置計画を考えた。

 市役所を訪れたのは同部建築都市デザイン学科3年の3人。実際に駅を訪れたという男子学生(22)は「自転車ばかりでくつろげるような場所もなくてびっくりした」。今回の提案では、駐輪場を駅西側に新たに整備し、駅前は交通利便性の向上のため、ロータリーやタクシーの停車場を設ける。また、市民の憩いの場にもなるようにと樹木とベンチを設置する計画で、男子学生は「この駅が公園のようなにぎわいの場になってくれたらうれしい」と期待した。

 提案を受けた浅野市長は「しっかりと参考にして、にぎわいのある駅前にしていきたい」と話した。

 市は今後、今回の提案を基に2023年度に着工し同年度末の完成を目指す。