イタセンパラの保護活動について発表する羽島高校の生徒=昨年12月、羽島市竹鼻町梅ケ枝町、同校

 県内の公立高校では、独自で特色ある教育に取り組む動きがある。羽島高校(羽島市竹鼻町梅ケ枝町)は「地域との連携」を超え、「地域との一体化」を目指した学校づくりを進める。地域の中での学びに加え、子どもたちの居場所づくりの側面からアプローチを図り、市内中学校出身者の進学者数を着実に伸ばしている。

 代表的な取り組みが、羽島市内を流れる木曽川に生息する国天然記念物の淡水魚「イタセンパラ」の保護活動だ。以前から市と連携してきたが、...