事故から13年となり、法要で手を合わせる遺族ら=23日午前、京都府亀岡市

 京都府亀岡市の府道で、集団登校中の小学生らの列に車が突っ込み、3人が死亡、7人が負傷した事故から23日で13年となった。現場近くで法要が営まれ、遺族らが犠牲者を追悼。「悲しみは癒えない」と、年月が過ぎても変わらぬ思いを口にした。

 登校の付き添い中に亡くなった妊婦の松村幸姫さん=当時(26)=の父中江美則さん(61)は「年々苦しい。明日のことさえ考えられないような日々だ」と涙を流した。小学2年の小谷真緒さん=当時(7)=を亡くした父真樹さん(42)は「同じ思いをする人を生まないため、事故の根絶に向けてできることをしたい」と話した。

 事故は2012年4月23日に発生した。