アゼルバイジャンのアリエフ大統領(左)と握手する中国の習近平国家主席=23日、北京の人民大会堂(共同)

 【北京共同】中国の習近平国家主席は23日、アゼルバイジャンのアリエフ大統領と北京で会談した。「関税戦争や貿易戦争は多国間の貿易体制を破壊し、世界経済の秩序に打撃を与える」とトランプ米政権の関税政策を批判し「アゼルバイジャンと共に国際秩序を守りたい」と結束を訴えた。中国外務省が発表した。

 習氏は両国関係の戦略的発展を呼びかけ、教育や観光といった分野で協力を推進すると表明した。アリエフ氏は中国の経済と社会は急速に発展しており、国際社会での影響力が拡大し続けていると持ち上げた。両首脳は「全面戦略パートナー関係」の構築に関する共同声明に署名した。