【ヤンゴン共同】ミャンマーで3月に起きた大地震で最大級の被害が出た中部マンダレーにある刑務所で、政治犯少なくとも20人が死亡したと支援団体が発表した。地元メディアが23日までに報じた。支援団体は、軍事政権が刑務所での犠牲者を隠していると批判。国際人権団体や国連に対し、政治犯の状況に注意を向けるよう呼びかけた。
地元メディアによると「政治犯支援協会(AAPP)」など7組織がマンダレーのオボ刑務所の犠牲者を発表した。老朽化した建物は大きな被害を受け、消毒液や包帯などの基本的な医療用品が不足。支援物資も届かなかったとしている。政治犯以外にも10人前後が死亡。負傷者は280人以上としている。