【キーウ、北京共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は22日の記者会見で、ロシアの無人機(ドローン)製造工場で中国人が就労しているとの情報があると明らかにした。ロシアは中国指導部との合意なく、こうした就労者らと協力して中国のドローン技術を「盗んだ可能性がある」と述べた。

 ロイター通信によると、ウクライナ外務省は中国の駐ウクライナ大使を呼び出し、ロシアによるウクライナ侵攻への中国の関わりに「深刻な懸念」を伝えたと明らかにした。中国外務省の郭嘉昆副報道局長は23日の記者会見で「根拠のない非難に断固反対する」と反発した。