記者会見する米民主党上院のダービン院内幹事=3月4日、ワシントン(ゲッティ=共同)

 【ワシントン共同】米民主党上院ナンバー2のディック・ダービン院内幹事(80)は23日、X(旧ツイッター)で、来年の上院選で再選を目指さず、今期限りで退任すると発表した。「バトンを渡す時が来た」とし、世代交代が必要だとの考えを表明した。

 オバマ元大統領も政界の師と仰いだ重鎮のダービン氏は、1997年から上院議員を務めている。共和党のトランプ政権下で「民主主義が危機にひんしている」と述べ、退任まで闘い続ける意向を示した。

 AP通信によると、ダービン氏は父を肺がんで亡くしたことから禁煙運動の旗振り役になった。2000年大統領選で一時、民主党の副大統領候補として検討された。