【ローマ共同】サンピエトロ大聖堂内の広間のような場所で、ぽつんと置かれたいすに座って向き合う2人―。2月末のワシントンでの会談でけんか別れしたトランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領が26日、バチカンで再び会った。会談時間は約15分間。お互い数十センチまで顔を近づけ、真剣な表情で話し合った。
会談はローマ教皇フランシスコの葬儀が始まる前に行われた。公開された写真によると、ゼレンスキー氏は黒色の上着を着ており、トランプ氏は紺色のスーツ姿。通訳の姿はなく、背中を丸めたトランプ氏がゼレンスキー氏の話に聞き入っているように見える。
両首脳の奥には通りすがりとみられる聖職者の姿も写っており、会談場所が即席でセットされた様子がうかがえる。
別の写真では、フランスのマクロン大統領がゼレンスキー氏の肩に手を添え、トランプ氏、スターマー英首相と4人で立ち話する様子が写っている。