三重県熊野市の七里御浜海岸で27日、地元の市民団体がこいのぼりを掲げるイベントが始まり、熊野灘から吹く風を受け約250匹が元気に泳いだ。5月5日まで。
1984年から続く大型連休の風物詩。開催を支えていた団体が会員の高齢化で2023年に解散と行事の終了を発表したが、翌年から20〜30代の若者らが新団体を結成して引き継いだ。
この日の作業には、地元の高校生や市民ら約150人が参加。世界遺産「獅子岩」近くから「鬼ケ城」と呼ばれる岩場にかけ、約1キロにわたりこいのぼりを掲げた。
団体代表の西垣内新さん(29)は「きれいなこいのぼりを熊野の海に揚げることができた」と話した。