経済産業省が30日発表した2024年度の鉱工業生産指数速報(20年=100)は、前年度より1・6%低い101・3だった。低下は3年連続。自動車メーカーの認証不正問題で、工場が一時停止したことなどが響いた。

 同時に公表した25年3月の生産指数速報(季節調整済み)は前月より1・1%低い101・1で、2カ月ぶりに低下した。基調判断は「生産は一進一退」で据え置いた。

 先行きは4月が1・3%、5月が3・9%それぞれ上昇すると見込む。