北アルプス・乗鞍岳(3026メートル)を走る観光山岳道路「乗鞍スカイライン」で、今月15日の開通に向けた除雪作業が進んでいる。今年は昨年よりも積雪量が1・8メートルほど多く、除雪車が8メートル近い雪の壁を削りながら道を切り開いている。
回答者全員にクオカード500円プレゼント!アンケート実施中!乗鞍スカイラインは、岐阜県高山市丹生川町の平湯峠頂上(標高1684メートル)から畳平(2702メートル)までの全長14・4キロ。冬季は閉鎖し、毎年この時期に除雪作業が行われる。
乗鞍自動車利用適正化協議会によると、今月上旬には除雪が完了する予定で、開通から6月上旬までは道路沿いにそびえる雪壁を見ることができる。例年は除雪作業を報道陣に公開しているが、今年は雪が多く通行の安全が確保できないとして、写真を公開した。
乗鞍スカイラインでは、2020年7月豪雨の被災箇所の路面が22年に再崩落したため、昨年7月から崩落現場周辺を迂回(うかい)するトンネルの掘削工事が進められている。現在は仮設道路を通るため、昨年に引き続いて一部区間が片側交互通行となる。