自治労鳥取県本部(鳥取市)に、組合員に公表されていない四つの「裏口座」が存在することが2日、県本部への取材で分かった。残高は計約2億円で、10年以上前から歴代の県本部執行委員長などの名義で開設されていた。県本部は一般会計の穴埋めに使われていたとみて詳しい調査を進めている。
県本部によると、口座は会計監査を受けて定期大会で報告する必要があるが、4口座に関しては報告されていなかった。
県本部の三浦敏樹執行委員長は「通帳が引き継がれておらず所在不明。経緯をはっきりさせ、必要な対応を取っていく」と話している。