石破茂首相は2日、2回目の協議を終えた日米関税交渉の合意見通しについて「早いに越したことはないが、早さを優先するあまり国益を損なうものであってはならない」と官邸で記者団に述べた。交渉に当たった赤沢亮正経済再生担当相からは「一致点を見いだせる状況には今のところなっていないが、非常に前向きな建設的な議論だった」と報告を受けたと明らかにした。
公明党の斉藤鉄夫代表は「着実に進んでいると感じた。交渉を与党としてサポートしていきたい」と記者団に語った。立憲民主党の野田佳彦代表は記者会見で「5月に衆院予算委員会集中審議が開催される。具体的にどのような協議が行われたのかを尋ねたい」と述べた。