御嵩町役場

 岐阜県御嵩町の町立図書館が、同町で起きた産業廃棄物処分場問題の顛末(てんまつ)を記した書籍の貸し出しを行っていない問題で、町教育委員会は15日、貸し出しを始める方針を示した。本には渡辺公夫町長の反論文を付ける方向で、貸し出し開始時期は決まっていない。

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 町教委は方針変更の理由について「一般質問での議論で書籍への疑問点が明確になったことと、町が法的に抗議することはないことを考慮した」と説明した。貸し出すのは、著者のフリージャーナリストから図書館に寄贈された1冊。

 渡辺町長は「貸し出すとしたら、反論文を本に貼るようなやり方になるだろう」と話した。反論文を書くため、貸し出し開始までには、もう少し時間がかかるという。

 書籍を巡っては、筆者から取材を受けた渡辺町長が「ノンフィクションなのに事実と違う」と批判し、昨年3月の町議会で「あんなでたらめを(図書館に)置くわけにいかん」と発言。同館は蔵書にするかの判断を保留し、近隣図書館からの取り寄せにも応じていなかった。